夢の中に住む人

日々の生活で気になったことなど

いまさらフランダースの犬

フランダースの犬というと中高年にはおなじみですが
今の若い人にはちょっとなじみがないかな?
というのも、ちょっと前まで東京MX2のAM6:00から再放送がされていました。
自分はリアルタイム世代ではないので見たことはなく、再放送があったとしてもそれすら見てませんでした。
世界名作劇場と銘打って放送されていたしアニメ特集なんかではよく最終回なんかが紹介されていたのですが
最終回のインパクトしか知らなかったので、どういうあらすじで最終回に繋がるのか気になったので録画したのを観ることにしたのでした(リアルタイムで見るのはきついので汗)

 以下ネタバレになるのでご注意ください(いまさらネタバレもないけどね)

 

 

 

 





放送開始が1975年の1月5日から12月28日。私は生まれていません。
最終回の内容にあわせて放送されたのかと思ってしまいます。

まず見た感想を踏まえてオープニング。
このオープニングを見ると物語とは逆の明るい物語なのかな?と思ってしまった。

 

第1話 少年ネロ
・おじいさんとネロの2人暮らし。両親はすでにいないのね。アントワープで金物屋に鞭うたれる犬を見かける。パトラッシュと初遭遇。アロアとはすでに仲良し。

 

第2話 アロアと森へ
・森へイチゴ摘みへ。雨降ってきたので木こりのミッシェルおじさんの小屋で雨宿り。アロアの帰りが遅くなりコゼツ旦那に怒られる。

 

第3話 アントワープの町で
・協会のマリア様の絵を見て母を思い出す。パトラッシュと再度遭遇。

 

第4話 新しい友達
・兄のジョルジュ、弟のポールと友達になる。ハンスの息子アンドレも登場。

 

第5話 パトラッシュ
・犬の名前がパトラッシュとわかる。水をあげたいが金物屋といざこざに。

 

第6話 がんばれパトラッシュ
・夏になり酷使され続けたパトラッシュが倒れる。金物屋はパトラッシュを土手に捨てる。それを知ったネロはパトラッシュを救出して家に連れ帰り徹夜で看病する。

 

第7話 スープをおのみ
・翌日パトラッシュが目を覚ますが何も口にしない。おじいさんが買ってきた骨肉が入ったスープをやっと飲んでくれる。

 

第8話 ほえたよおじいさん
・パトラッシュのためにベッドを作るが壊れてしまう。人間にまだ不信感が残る。でもネロには心を開く。

 

第9話 おもいでの鈴
・元気になり一緒にアントワープに。が金物屋に見つかってしまうが何とか逃げる。翌日、昔ネロの母が買ってきた鈴をパトラッシュに付けてあげる。

 

第10話 アロアのブローチ
・アロアと森へ薪拾いに。途中アロアがブローチを落としてしまうがパトラッシュが見つけてくれる。

 

第11話 エリーナの花畑
・アンドレの飼犬ダックスがアロアの母のエリーナの畑を荒らす。しかもハンスがパトラッシュの仕業とコゼツに告げ口。しかし足跡の大きさからダックスが犯人だとばれる。ハンス大恥。その後エレーナの畑をみんなで修復。

 

第12話 おじいさんの小さな壺
・パトラッシュが荷車を引きたがるので任せるが金物屋に見つかってしまい買い取るのに法外な金額を要求される。おじいさんはネロのために要求された金額をのむことに。何も知らないネロ。

 

第13話 ナポレオン時代の風車
・丘の上の風車が壊れる。修理のためにノエル爺さん登場。風車がなおると同時にアンドレが風車の羽に引っかかり釣りあげ状態に。ネロの機転でアンドレが助かる。それを知ったコゼツ。何も言わないハンスにコゼツが物事の筋は通すべきと言い、渋々お礼をいうハンス。

 

第14話 夜空に描いた絵
・パトラッシュのために引き具を作る。アントワープの倒れ掛かった塔にジョルジュとポールが案内。そこで絵を描くネロ。

 

第15話 古い帳簿
・絵を描く紙が買えないネロ。アロアが家からいらなくなった帳簿をネロにあげるがあとでそれは大切な物だとわかり返してもらう。しかし重要な部分がなくなっていてネロに疑いがかかるがコゼツが自分で破ったものだとわかりあとで見つかる。アロア落ち込む。それを見たコゼツはネロにあげていい帳簿を渡す。ネロ大喜び。

 

第16話 10サンチームの写生帳
・コゼツからもらった帳簿に絵を描き尽くす。街で画用紙が売ってるがお金がないネロ。バイトで木こりのミッシェルのところで働く。9日で10日分の仕事をして念願の画用紙と鉛筆を手に入れる。

 

第17話 丘の上の木の下で
・いざ何を描いていいのかわからないネロ。そんなネロにアロアはパトラッシュに決まっていると言う。その言葉に吹っ切れたネロ。翌日の昼までに描いてとアロア。アロアもネロにわたすレース編みを頑張る。昼に雨降るが2人とも完成し交換する。

 

第18話 いたずらっ子のクロ
・隣家のヌレットおばさんに手紙。娘のミレーヌから里帰りの内容。ミレーヌは自分のところで一緒に暮らさないか?というが断るヌレットおばさん。クロがいないことに気付くがパトラッシュが発見する。パトラッシュとクロが仲良しになる。

 

第19話 金物屋が村に
・支払いに行ったおじいさんと金物屋がすれ違いに。金物屋は払う気がないと思ってネロの家まで押しかける。誰もいない家にパトラッシュがいるのが見つかり連れていかれてしまう。夜遅いので明日話に行くとネロを説得するおじいさん。

 

第20話 どこまでも
アントワープに金物屋を探しに行くおじいさん。しかしみつからない。パトラッシュのかわりに荷車引いたおじいさんの容体が悪くなる。かわりにネロが手伝う。パトラッシュを探しに行くネロ。夜になっても見つからないので野宿することに。目を覚ますと鈴が落ちているのを見つける。近くにいると思い探し続けるが見つからない。しかも木靴が割れてしまう。そのころ鞭うたれるパトラッシュがネロの匂いを感じる。ネロの木靴を見つけるともう我慢できずに金物屋から逃げ出す。そしてネロと感動の再会。

 

第21話 船で来たお客さま
・コゼツの妹ソフィアと娘のアニーがやってくる。アニーの挨拶を見て感心しアロアをイギリスへ留学させようと決心する。
ネロの絵をアニーがダメだし。そこでアロアのイギリス行きを聞かされる。しかしアロアは拒否。今回はイギリス行きを諦めたがコゼツの決心は変わらず。

 

第22話 イギリスからの贈り物
・イギリスに戻ったソフィアから荷物が届く。2個のガラス玉のうち1つをネロにあげようとするがアロアがイギリスに行くとき貰うという。アロア怒る。2人を仲直りさせようとエリーナは2人を丘の上に行くように言う。そこでアロアはネロを受け入れる。年下のアロアでさえ勉強に行こうとしているのにネロに何もしてあげれないおじいさんは心を痛める。夜に画用紙入れを作ってあげる。

 

第23話 アロアの誕生日
・アロアへのプレゼントに絵ではなく花を送ることに。森に探しに行くがなかなか見つからない。崖下で見つかるがとれない。そこへパトラッシュが無事取りに行ってくれる。アロアに花を渡し喜んでもらう。かくれんぼが始まりネロとアロアは机の下へ。そこにダックスを捕まえようとしたアンドレが入ってきて机が揺れて花瓶を割ってしまう。アンドレはネロのせいにする。ネロは言い返せず謝る。コゼツ激怒。その後アロアから自分の絵を描いてほしいと言われる。

 

第24話 アロアの絵
・秋になり草刈の日。アロアが絵を描いてもらう約束した日。ハンスがおじいさんに草刈に行くよう催促するが牛乳配達があるのでネロが行くことに。草刈り場でアロア、ジョルジュ、ポールも一緒に。牧草の積み込みだけになった時おじいさんが戻ってくる。あとはおじいさんがやると言いネロは絵を描きに丘へ。1人作業するおじいさん。そこへコゼツが。アロアも一緒にいたことを聞いたコゼツは丘に行きネロに激怒。アロアの絵を買い取ろうとするがネロは拒否。さらにコゼツ激怒。アロアに2度と会うなと言われてしまう。イギリス行きの話を聞かされたアロアはショックを受ける。

 

第25話 アロアがいない
・突然アロアがいなくなる。ネロがアロアを隠したと疑うハンスが殴り掛かろうとするがエリーナに救われる。しかしハンスがコゼツに告げ口。夜になっても帰ってこないアロアをパトラッシュが風車小屋で見つける。みんなに会えない寂しさを陰から聞くエリーナ。そこにコゼツとハンスが。ハンスはネロを犯人扱いするがエリーナが否定する。コゼツ無言でアロアを連れ帰る。翌日ネロに相談するアロアにイギリス行きでつらいのは両親だと言われ葛藤ののち行くことを決心する。

 

第26話 さようならアロア
・イギリスがどこにあるのか知らないネロ。街で売ってる地図でその場所を知り意外と近いと知る。アロア出発の日アントワープへ向かう途中ハンスにアロアの荷物を取りに戻ってほしいと無理強いされる。しかしそれを見ていたジョルジュがおかしいと思いネロを引き戻す。港に戻ったネロはすでに出向してしまったアロアを見つけ涙ながらの別れをする。

 

第27話 アロアのいないクリスマス
・クリスマスの2日前にアロアから荷物が届く。ネロ宛の小包はコゼツの許可なく渡すのを禁じられる。元気のないネロにヌレットおばさんがクリスマスパーティをしようと提案する。アントワープでジョルジュとポールに会いアロアをイギリスに行かせたのはネロに合わせないためだと知りアロアからの手紙が来ないのはそのためだと知り深く傷つく。しかし夜のパーティの時エリーナがこっそりネロへの小包を渡してしまう。中には手紙と絵を描くチョークが入っておりネロは大喜びする。

 

第28話 親切な貴婦人
・大雪が降ったある日牛乳を運ぶ途中荷車が壊れてしまう。そこへ親切な貴婦人が通りかかり集配所まで牛乳を運んでくれる。アロアの手紙にはマリア様の絵に向かって話しかければイギリスに届くと。教会で再び貴婦人に遭遇。美術館に行きたいとネロに。途中ジョルジュとポールに会い美術館の場所を教えてもらうため一緒に馬車に。美術館でマリア様の絵を描いたのはルーベンスと知る。さらに2枚の絵が協会にあることも。

 

第29話 ルーベンスの二枚の絵
ルーベンスの2枚の絵を見に教会へ。しかしカーテンがかかっており見るのに大金が必要だと知る。何とか見れないかと教会に潜み誰かがやってこないか待つが結局見れず。

 

第30話 雪の中の約束
アントワープで再び貴婦人に会う。ネロと同じくらいの子を亡くした傷心旅行だと知る。明日イギリスに帰る貴婦人はネロの絵を見たいと言う。画材がないので明日教会で待ち合わせを。ついでに2枚の絵を見せてもらえることにネロ感激。しかし翌日おじいさんが倒れ牛乳配達をネロがやることに。途中ハンスに絡まれて協会につくのが遅れる。貴婦人はイギリスに帰ってしまい絵が見れないでがっかりのネロ。帰宅するとヌレットおばさんとおじいさんが牛乳運びを成し遂げたことを褒めてくれる。

 

第31話 ネロの決意
・春に。森でミッシェルが倒れてるのを発見する。風車修理のための木を切り倒す時に足をくじいたらしい。しばらミッシェルの看病で泊まり込みに。怪我で木が切り倒せないとノエルへ報告に。ノエルは切り倒す予定の場所にネロを連れて行く。そこで将来なりたい仕事を聞かれる。ネロはまだ決めていないが目の前の木を自分一人の力で切りたいと思うのである。

 

第32話 大きなカシの木
・ハンスがミッシェルの様子を見にくるついでに銃で狩猟。銃声を聞いたネロが駆け付けるとネロのせいで獲物が逃げたと難癖付ける。そのあとミッシェルに森で銃を使うなと言われ逆恨みしたハンスはコゼツに告げ口。おじいさんにも内緒にして毎日少しずつ木を切るネロ。木を切らせないようにしていると嘘を教えられたコゼツがおじいさんのもとに。真実を知るためおじいさんはミッシェルのもとに。ネロがいないので本当のことだと信じてしまう。落ち込んだおじいさんと一緒にミッシェルが木のもとに。その時ネロは大木を一人で切り倒す事に成功する。

 

第33話 こころの手紙
・夏に。隣のヌレットおばさんに手紙が。娘から一緒に住もうと誘いの内容。まだまだ元気と送られてきたお金をネロにアロアへ手紙を送る費用としてあげてしまう。しかし翌日持病の神経痛が悪化しネロとおじいさんの看病を受ける。次の日も神経痛は治らずこれ以上迷惑はかけられないと娘の家に行く決心をする。

 

第34話 ヌレットおばさん
・ヌレットおばさんの引っ越しの日。クロがいなくなる。ネロがアントワープでクロを見つけ帰宅。ヌレットおばさんはクロをネロに託す。ネロがいない間に隣の家のアヒル小屋をハンスが壊す。クロと遊ぼうとやってきたジョルジュとポールは止めてとお願いするが借家なので何もできず。結局アヒル小屋は壊されてしまう。それを知ったおじいさんは庭にある小屋をクロの家にしようと提案する。ジョルジュとポールも手伝ってくれて無事完成しクロも気に入ってくれる。その後アンドレから近いうちにアロアが帰ってくると知り喜ぶネロ。

 

第35話 お帰りアロア
・アロアの帰りを港で待つネロ。船がついて手紙を受け取るアロアの両親。手紙を見た両親の様子がおかしいのに気づくネロ。心配になる。それから1週間がたちアントワープでアロアの帰国を知る。しかし病気で帰ってきたことを知ると心配でたまらないネロ。すぐ見舞いに行くが病気姿を見られたくないアロア。会えない代わりに絵がほしいとアロア。風車の絵を描いてもらったアロアは懐かしのあまり涙する。

 

第36話 アロアのくすり
・アロアが村に帰ってくると知るネロ。しかし病気が完治したかなおる見込みがないかの2通りあると聞いたネロはバートランド先生のもとへ。しかし会えず。病気の内容を知ったネロは薬草を渡しに行くがハンスにみつかり薬草を捨てられてしまう。ハンスは薬草のことをコゼツに言うが横で聞いていたバートランド先生の怒りを買う。話を聞いていたエリーナがネロから薬草をもらいアロアに飲ませる。バートランド先生がネロにコゼツがいない時アロアの見舞いにいってほしいと説得する。ネロは丘でアロアと会いアロハは元気になる。

 

第37話 うれしい知らせ
・すっかり元気になったアロア。診察でバートランド先生のところに行くとネロという友達のおかげで元気になれたと言われるコゼツ。ネロに合わせたくないコゼツはまたイギリスに行かせようとする。しかしバートランド先生は、また病気になってもいいのか?とイギリス行きをやめさせる。一方ネロはアントワープルーベンスの絵のコンクールのことを知る。一等には大金と絵の勉強が出来ることを知ると意気込むネロ。そこへコゼツが来てくだらない絵を描くより仕事をしろと言われ落ち込むネロ。絵を描くことは怠け者がすることなの?とおじいさんに聞く。難しいことはわからないが・・・自分の力を試してみろと言われやる気になるネロ。

 

第38話 ネロの大きな夢
・アロアがまた学校に行くと知るネロ。しかしイギリスではなくアントワープの学校だとしり安心する。アロアが学校に行く途中ジョルジュとポールに旗の存在を知らされる。ネロが通ったら三角の旗、アロアが通ったら四角の旗を掲げると。ある日ネロが帰り道で赤い旗を目にし心配になりジョルジュの家に行く。赤い旗はジョルジュの家にというアイデアを聞かされ感心するネロ。翌日寝過ごしたネロはおじいさんを追いかけてる途中アロアに会う。アロアはハンスの反対を押し切りネロを牛乳の集配所近くまで乗せるが学校に遅刻してしまう。それを知ったコゼツはおじいさんを呼び出し説教するが、仕事はちゃんとしているし子供の夢を取り上げないでほしいとお願いする。ネロはおじいさんに迷惑がかかると思い絵を描くのをやめるが、おじいさんは再び鉛筆をとらせる。

 

第39話 心をつなぐ二つの旗
・アロアが学校に行くのに乗るハンスの馬車が故障してしまう。そこでアロアはネロと一緒に歩いて学校に行くことにする。しかし途中で歩けなくなり学校までおじいさんにおんぶしてもらう。アロアはネロの苦しさを自分も試してみようと、帰りの馬車に乗ろうとしないで歩いて帰る。ネロの辛さを知ったアロアはコゼツにネロをいじめないでと哀願する。翌日アロアは学校を休んでしまう。ネロが丘で絵を描いているとアロアが来て仕事はつらくないと知り安心する。そこへコゼツが来ておじいさんがまだ働いていると聞かされる。

 

第40話 おじいさんの口笛
・なぜ働いているのかわからないネロはおじいさんを探しに行く。おじいさんが野菜を売っているのを見つけたネロは問い詰めると、働くことが楽しいという。ジョルジュとポールにおじいさんが帰り道に口笛を吹いていたと聞かされる。おじいさんの口笛を聞いたことがないネロ。翌日ネロが絵を描いているとハンスに絵は紙のまま出しても受け取ってもらえないと知りコンクールにはパネルが必要とわかる。しかしパネルが高くて買えないネロ。毎日疲れて帰ってくるおじいさんの仕事も終わりの日なかなか帰ってこないので心配したネロはアントワープへ。すると村の入り口で口笛吹いて帰ってくるおじいさんに会う。そこでおじいさんからプレゼントだとパネルをもらい大喜びするネロ。しかし家に着いたとたん疲労でおじいさんが倒れてしまう。

 

第41話 なつかしい長い道
・おじいさんは今までの病気と違うとわかっておりネロに何もしてやれなかった自分を心の中で詫びる。体調が少し良くなったおじいさんはネロを説得してアントワープに。そして帰り道パトラッシュに荷車を引かせてくれとおじいさん。村の入り口までくると石けりの跡がありネロと一緒に楽しむ。

 

第42話 となりに来た人
・隣の家に野菜売りのセルジオが引っ越してくる。セルジオはハンスと共に村を回り野菜を安く売ってもらうかわりに牛乳をタダで運ぶという。村の人ほとんどがセルジオにお願いしてしまう。翌日ネロが牛乳集めをしようとするとセルジオに頼んだので仕事はないと知る。不憫に思ったジェスタスさんは村人を説得しようとするも勝てず。ジェスタスさんだけはネロに頼む。とても落ち込んだネロはアントワープで仕事を探すが見つからず。帰り道ジョルジュに会いそのことを言うと新味に聞いてくれる。夜ジョルジュとポールがネロに波止場での仕事を見つけてきてくれる。

 

第43話 アロアのお手伝い
・ネロはジョルジュとポールと一緒に波止場の仕事へ。一週間以内に船着き場の荷物を倉庫に運ぶ仕事。翌日ジョルジュが旗を上げ忘れたのを心配したアロアはジョルジュの家に行き事情を知る。昼休みにネロのところに来たアロアはおじいさんのお世話をすると言う。ネロは仕事のことは内緒にしてとアロアに言う。しかしおじさんのお世話をしているアロアはうっかりしゃべってしまいネロが波止場で働いていると涙ながらに説明する。死期を悟ったおじいさんはマフラーが必要になる時期まで生きられないと思い手袋をネロのために作ってあげる。

 

第44話 おじいさんのおみやげ
・今日は波止場での賃金がもらえる日。おじいさんのためにおいしい肉が入ったスープを作ろうと考える。波止場行く途中アロアに会い明日の誕生会に招待される。波止場で賃金を3等分にしようとすると、お金のためじゃないとすべてあげてしまうジョルジュとポール。一番いい肉を買いおじいさんのもとへ。スープを作っているとおじいさんの容体が急変。スープを一口飲んだおじいさんは天国に旅立ってしまう。ネロは一晩中泣きじゃくる。誰にも相談できないネロは翌日協会横の墓地へおじいさんを埋葬する。誕生会に来ないネロを不審に思ったアロアはこっそり抜け出しネロの家でおじいさんのベッドに花が掲げられているのを見て悟る。慌てて協会に向かったアロアはネロを見つけて泣きじゃくる。ネロは悲しみをぶつけるように協会の鐘を鳴らし続ける。

 

第45話 ひとりぼっちのネロ
・悲しみにふけるネロ。パトラッシュは牛乳運びに行こうと催促する。アントワープであったジョルジュとポールはおじいさんのことを知り悲しむ。家に帰るとハンスが同情しながらも家賃の催促をする。ジョルジュが明日から鍛冶屋の見習いとして働きに行くので送別会をやろうと訪ねてくる。盛大に行われるがジョルジュとポールが帰るとまた悲しさがこみ上げてくる。

 

第46話 おじいさんの顔
・少し元気になったネロ。アントワープでポールに会いジョルジュからいつまでもくよくよしていたらぶん殴れと言われてきたと知りやさしさに感謝する。コンクールの絵を描こうと丘に行くが描けず帰ろうとするとアロアに会う。アロアは宿題の絵を見てほしいと以前描いたおじいさんの絵を見せる。ネロはこれだと思いおじいさんの絵を描くことを決める。翌日アロアはアントワープでミッシェルにあいおじいさんが亡くなったことを知らせる。ミッシェルは慌ててネロの家に行くが誰もいずクロに案内されおじいさんの墓参りをする。そこでミッシェルはネロを引き取ることを決心する。夜絵を描いているとパトラッシュの鳴き声がするので行ってみるとパトラッシュの頭をなでるおじいさんの姿が。それはミッシェルでした。ミッシェルは荷造して山小屋に行こうと言うがこの家で絵を描くため拒否するネロ。

 

第47話 風車小屋の火事
・ネロが夢中で絵を描いているとアンドレがやってきてハンスが呼んでると言う。風車小屋まで案内されると風車の調子が悪いからノエルじいさんを探して来いと言われる。居場所も知らないし絵も描きたいネロ。が、エリーナが来て探しに行かされずに済む。気の毒に思ったエリーナはコゼツに仕事を紹介できないか相談する。コゼツはネロに仕事を与えた方がアロアに会わずに済むので仕事を手配することにする。ネロが沼に落ちている人形を見つける。アロアの物だと思い洗って夜届けることに。アロアの物ではなかったが屋根の上で星を見ながら語り合う。ノエルが見つからないコゼツとハンスは風車に油をさせば良くなると聞き実行。だがその夜風車が火事になってしまう。火の気がないところが燃えたので放火では?と騒ぎになる。ネロがアロアの家から夜帰るところをみたハンスはネロの仕業と疑いをかけられてしまう。ネロは違うと言うが夜遅くにアロアに会いに来たの激怒したコゼツに二度とアロアに近づくなと言われてしまう。

 

第48話 なくなった仕事
・ネロの噂が広がり牛乳運びをお願いしているジェスタスも断らざるを得ない状況に追い込まれる。翌日ネロはジェスタスのところに行くがもう仕事はないと言われる。ネロは薬草を売りにアントワープに行くが大したお金にならず。帰りアロアに会ったネロは犯人じゃなと信じているという言葉をもらい元気づけられる。そして明日に迫ったコンクールの絵の閉め切りに向けて描き続ける。

 

第49話 描けたよおじいさん
・とうとう完成した絵。アントワープへパトラッシュと荷車にのせて絵を運ぶ。途中ポールに会いジョルジュから絵を出品するのを見届けて来いと言われてきたと言う。無事公会堂へ作品を提出。村へ帰る途中ポールがクロを貸してくれという。ジョルジュがいなくなり寂しいのを察したネロはクロをポールへ預ける。家に着くとミッシェルがいて山小屋に行こうと誘うが発表まで待ってほしいとネロ。

 

第50話 発表の日
・アロアと会えない日が続く。ある日ジョルジョとポールがクロを返しにやってくる。ジョルジュからポールが寂しがってるからクロをあげてくれないかと相談。それを聞いたネロはポールにクロを託す。クリスマスまであと5日になったころハンスがやってきて家賃はいらないからもう出て行ってほしいと言われる。しかしネロはクリスマスまで待ってもらうよう懇願する。アントワープに食料を買いに行くと美術館でルーベンスの絵が特別公開されているのを知る。ミッシェルが置いていったお金(全財産)で絵を見ることに。ルーベンスの絵を見て興奮するがもう食べ物すら買うお金がない。明日がコンクールの発表という日、パトラッシュが倒れてしまう。明日になればいいことがあると信じて空腹に耐える。コンクール発表の結果ネロの絵は落選し目の前が真っ暗になってしまう。

 

第51話 二千フランの金貨
・何もかも終わったと思ったネロは何度も倒れるパトラッシュと共に家に向かう。一方落選したことを知ったアロアが家に帰るとコゼツが大金を落としたと知らされる。ネロが家に帰る途中パトラッシュが大金を見つける。袋にコゼツと書いてあったのでコゼツが落とした物だろうと家まで届ける。コゼツ家につくとエリーナに大金を渡す。エリーナ感激。ネロに食事をあげようとするとパトラッシュにあげてといいネロは自宅に帰ってしまう。ネロは家財道具をまとめ置手紙を書いて家を出る。家を出たネロはおじいさんのお墓に行き最後の別れをする。絶望のうちに家に戻ったコゼツはネロが大金を見つけて届けてくれたことを知りネロに償いをしようと決心する。ノエルがきてネロがいないことに気づいたパトラッシュはネロの足跡を追う。

 

第52話 天使たちの絵
・ノエルはハンスとコゼツに風車の火事の原因はネロではなく2人の過失のせいだと聞かせる。ネロの家にヌレットおばさんが来るがネロもおじいさんも見当たらない。そこへミッシェルがきておじいさんが亡くなったことを知る。そこへアロア、コゼツ、ハンスが来て置手紙があるのを見つける。ジョルジュとポールそしてヘンドリックというコンクールの審査員が来てネロの才能を認めひきとって絵の勉強をさせたいと言う。猛吹雪の中ネロの捜索が始まる。ネロは吹雪の中倒れては起き上がりを繰り返し裸足になったのも気付かないままアントワープに。途中大聖堂の絵を思い出し向かうといつもはカーテンで閉じてある2枚の絵が公開されていることに気づく。とうとう絵を見ることができたネロはもうなにもいりませんとその場に倒れてしまう。そこにパトラッシュが来てネロのもとに。ネロは「とても疲れた、もう眠いんだ・・・」と言い残しパトラッシュと共に天使に導かれおじいさんやお母さんがいるとことに旅立ってしまうのでした。

 


総評
物語を通して言えることは
とにかくネロの人生がひどいことになっていて、まったくといっていいほど良いことがないまま終わってしまう。

特にコゼツの旦那とハンス。
コゼツの旦那は女の子を持つ父親としてみると多少理解できるが
ハンスは救いようがない。

最終回にやっとすべてを理解されるが時すでに遅し。
タイミングが悪いとそのあとどんな不幸が起きるかわからないと感じた。
ネロを理解してくれる人も少なくはないが、アロア、ジョルジュ、ポール、ミッシェル、ミレーヌ、そしておじいさんがいてくれたのが救いだ。

ちなみにジョルジュとポールはアニメオリジナルらしい。
ネロのフルネームはネロ・ダースでコンクールの受付の時に名前を言っていたと思う。
コゼツの旦那の名前はバース・コゼツというらしいが一度も名前は出なかった。
もう40年も前のアニメなので作画は荒いが動きはとてもいいと思う。
確かに古い画だが一度は見た方がいいのではないかと。

いまは見放題とかでアニメ全話見れるところが多いので安心だ。

ちなみにこの後の話が映画化されていて「劇場版 フランダースの犬」がある。
この映画は物語から20年後の話のようで、アロアの20年前の回顧録になっているようだ。
私はまだ見ていないがこれも今は簡単に見れるようになっているので見てみようと思う。