夢の中に住む人

日々の生活で気になったことなど

夏休み子ども科学電話相談(7/31)その3

7/31放送分 その3

 

Q
ミツバチが近くの電柱にいてスズメバチと戦っています。なぜ逃げないんですか?
A
・結論から言うとダメかもしんない…
・ミツバチって家族が増えたら家族を分けちゃうの。
・巣の中がいっぱいになったら、新しい女王蜂が出てきたときに家族をふたつに分けちゃうの。そうやって仲間を増やす。
・千や二千の集団でもスズメバチにやられちゃうことがあるのよ。セイヨウミツバチは外国から来たやつで、対抗する手段を持ってない。持ってるという報告もあるんだけど、弱い集団なのね。
スズメバチがいたら10mは離れよう。

 

 

Q
チーターはなぜ足が速いのですか?
A
・チーターは走るときに全身を使って走るの。背骨を伸びたり縮んだりさせて。
・チーターは体が柔らかくて、全身を使って走ります。そういう体の造りになってます。しかもチーターはツメが出っ放しになってるから、スパイクみたいな働きをして、速く走れるんです。だいたい時速100kmくらい出ます。

 

Q
ホタルイカはなんで光るんですか?
A
・なんで光るのかわかっていない。
・目の周りもまぁるく光るんだよ。
ホタルイカは自分でエイってやって光ることができる動物なんですね。
・3箇所ひかるところがあって、目の周り、腕の先、胴体まず目の周りが光る。理由は、わかってない。
・イカはいつも狙われてんの。その時に暗いとこでイカを探すとき光が頼りになるじゃん。その時にビュッと光を放つと、あっここにホタルイカいるじゃんと思って来るとそこに自分はもういない。敵から身を守るために光を放つと言われています。
・胴体には、500個も光る場所があるその500個がやわらかくひかることで、海の下から見たときにできちゃう影を消そうとしてる。ホタルイカは光の色を濃い目の青にしたり白っぽくしたりして、仲間とコミュニケーションとってるらしいっていうこともわかってきた。
・足のように見えますけど、足は歩行のためですんで。これは餌をとらえるためなので腕ですね。

 

Q
アサガオはなんで支柱に巻きつくんですか?
A
・ツルの先というのは時計と反対方向にぐるっぐるっとまわりながら引っ付くもん探してるの。何か触るね、そして見つけたんや。そしたら巻きつかなあかん。
・右手の人差し指を棒に当ててください。ツルというのは棒に触ったほうは伸びない。そして触ってないほうは伸びる。そうすると巻きつくやろ?そうするとずり落ちたらあかんからね、ずり落ちひん工夫もしてるの。ツルの所に細かい毛ぇがいっぱい生えてる。
・ツルに毛がいっぱい生えてる、必ず下向きに生えてる、ずり落ちるのを止めてる。

 

Q
カマキリはまわりに合わせて色を変えられますか?
A
カマキリやバッタの色が変わる理由は解明されてないことが多い。もともとは遺伝で決まってると思われてた。
・生まれたてのカマキリはみんな茶色。周りの色に合わせて変わる。草のところにいるのは緑になる。
・薄暗いところで育ったカマキリと、明るいところで育ったカマキリで、色が違って育つのかなぁって実験したことあるけど、おんなじだった。カメレオンのように変えられるというより、脱皮のタイミングで変わってくるのかなぁって考えられる。
オオカマキリは緑の中に黒が混じってきたりするけど、コカマキリなんて黒が圧倒的に多いやつもいるよね。これよく聞かれるんだけどあんまりちゃんとした答えができない。
・タイワンクツワムシは飼育下では緑、紫外線下では茶色になる。

 

Q
どうしてライオンやシマウマはお肉だけとか草だけしか食べないのに元気に動けるんですか?
A
・ライオンはお肉を食べると一緒に内臓も食べる。内臓には草が入っている。草も一緒に食べている。
・内蔵ののなかにある植物から繊維とビタミンとってる。
・シマウマのおなかには微生物がいて微生物が草を栄養に変える。
・草食獣は草からアミノ酸とか肉に含まれる栄養を作る微生物をお腹の中に飼っていて、そいつをさらに消化することで肉エネルギーを摂取している。

 

Q
深海ザメは他の深海ザメを襲うことはあるのですか?深海ザメの天敵はなんですか?
A
・まずねサメどうしは喧嘩しないね。陣地を守るという意識があまり無いのでサメどうしの喧嘩はあまり無いですね。
・深海ザメは深海ザメをよく食べる。サメ同士で喧嘩はしないけど、大きいサメが小さいサメを食べる。
タカアシガニは非常に動きがはやくて、サメの体を足でまきこんで、また頭が良くてそうやってつかまえたサメのエラに足を突っ込んで切ったりしてね。

 

Q
植物に塩水をあげるとどうして枯れてしまうのですか?
A
多分根ぇが水を吸えなくなって枯れたというのは想像つくかな。塩やからナトリウムというのは分かる?ナトリウムようけ吸収したら枯れるというのもあるんだけど、根ぇが吸収できなくなる。
・土の中には薄い養分しか溶けてないと考えて。容れ物に水をいれてね、そこに根ぇをつける。根ぇの中にはいろんな物質が溶けてんのよ。だから大根や人参食べたら美味しいでしょう?
・ただの水は何にも溶けてないから、溶けてるほうへ水は移動していくの。それいいかな。そしたらね、今度はまわりに濃い塩水が入ったと思って。これ砂糖水でもいいんだけど。そうすると濃いほうへ移動するから今度は根ぇのほうから出ていくの。根ぇの中にあった水が出ていってしまうから、枯れてしまう。
・根が塩水を吸ったから枯れたんじゃなくて、水分は濃度の濃いほうに行くから根にあった水分が塩水の方へ行ってしまって根に水分がなくなって枯れちゃう。

 

Q
山でとったカブトムシが卵を産んだら元のカブトムシより小さくなりました。どうしてカブトムシは小さくなっていくのですか?
A
・カブトムシは人間が世話するとある程度大きく育つ可能性を持ってるから、2年続けて小さくなったっていうのは、エサに問題があったんやないかなーと思うの。
・カブトムシが大きくなるかどうかは、幼虫のときに食べる腐葉土の状態。栄養をたくさん含んでいるか、水分がちょうどいいか、あとはたくさんの数を同じケースで飼っていないか。上手に飼っているほどたくさん卵を産むから余計に小さくなっちゃう可能性も。
・栄養失調なので、人口密度を下げてたっぷり餌をあげよう。
・ちっちゃいやつはね、ツノまでちっちゃくなったりしてちょっと弱くなっちゃうやん。喧嘩に参加しないの。オス同士が喧嘩してるときにちょこちょこーっと出てきてちゃっかり交尾。

 

Q
ネコはなぜイヌのようにすぐになつかなかったの?
A
・犬と猫は性格が違うわけですね。犬は大体仲間で群れを作って生活するんですね。犬のご先祖さまはなんだったか知ってる?「オオカミ」そう、よく知ってるね。犬はもともとオオカミの性格を受け継いでいて、群れで生活するというのが本能で残っているわけだよね。
・犬は仲間を作って群れで生活する。人間がその群れのボスになる。だから人に懐く。猫の先祖はリビアヤマネコ。猫は一頭で生活するので仲間をつくる必要がない。自分が親分なんだよね。人間を親分とは認めてくれないわけ。
・猫はお世話しても人間を親分だと思ってくれないわけ。独立心が旺盛なのね。

 

Q
深海の生物はどうやって水圧に耐えているの?
A
・深海生物はぶよぶよした身体をしているから。
・ペットボトル、ひとつは空気をいれて、もうひとつは水をいっぱい入ったペットボトル。これを水深1000メートルまで沈めると空気のはいったほうはクシャクシャにつぶれちゃう。でも水が入ったほうはつぶれない。
・中から押される力と外から押される力が変わらないから。ウロコも壊れちゃうから持っていないやつが多いのね。メンダコさんとか。
・浅いところへ行ったり深いところへ行ったり移動しているやつは、浮き袋にガスが入ってるやつだとそれが目とかを押し出して飛び出ちゃうんですが、ハダカイワシなんか浮き袋の中が脂肪、液体なんですね。だから平気でへっちゃっちゃらで生きていくことが出来るんだね。

 

感想
・ミツバチいなくなると人間もいなくなるとかどうとか。
アサガオの巻きつきはなるほどなぁと思った。
・何の生き物でも栄養たっぷりなら大きくなるということかな。
・自分はネコ派。