夢の中に住む人

日々の生活で気になったことなど

夏休み子ども科学電話相談(8/2)その3

8/2放送分 その3

 

Q
ライオンはネコ科なのになんで群れで行動しているのですか?
A
・ライオンが住むところは、隠れるところがないようなところにいるんだ。おじさんでも見えるから、エランドとかヌーとかも見えてるんだよね。現実にねキリンなんかずっとライオンみてるんだよ。そのキリンを見てみんなライオンがどこいるか見てるぐらい。
・ライオンが一頭いて、腰を低くしてダッ!と追っかけたんだわ。そしたらウガンダコープがガッと逃げた。全然追いつかなかったわ。その時にもう一頭が待ち伏せしてたらどう思う?つかまえられるよね。
・シマウマが右に曲がってくのを予測して右にいるんだよ。卑怯くさいといえば卑怯くさいね。でも動物にそんなこと言っちゃいけないね。とにかく、そういうほうがエサをとりやすいんだね。
・みんなに見られてるのに獲物を得るには連携が必要なんだよ。

 

 

Q
ティラノサウルスには毛が生えていたのかいなかったのかどっちなんですか?
A
ティラノサウルスはなかま全体の名前です(T-REXはその中の一種)
・これね毛が生えてるのと生えてないのを行ったり来たりしてる。体が大きくなると熱がこもりやすくなっちゃうのよ。それで毛が生えてないって言われてた。ティラノサウルスのご先祖さまディロングには毛がびっしり生えてたのね。
・ところがユーティラヌスって大きなのに毛が生えてた。これついこのあいだ6月に論文が出たんだけど首と腰と尾の部分にウロコ、毛が生えてない化石がでてきてます。だから少なくとも首とか腰とか尾の部分には毛が生えてないって分かったけど他の部分はわからない。
アルバートザウルスの首や腰や尾の鱗の化石はあるのでそこに毛が生えてないことが分かるけど、他はわからない。
・個人的には生えてたやつも結構いるんじゃないかと思ってます。アラスカって寒いところだと毛が無いと生活できないんだよねぇ。
・ウロコがあったと分かっているのがティラノサウルスアルバートサウルス、ゴルゴサウルス、タルボサウルス…ごめんねザーッと言っちゃって。仲間で言えば毛が生えていたものと生えていなかったものといるようです。

 

Q
眠りに落ちる瞬間が分からないのはどうしてですか?
A
・目を開けたまま寝たら分かるかと思ったけどダメなんだよね。
・自分の状態を観察することが出来なくなるのが眠りだから、観察する事は無理だ(笑)
・ウトウトしてる状態も眠りに入る瞬間だからそれも眠りの瞬間を覚えてられるってことなんだけど、スヤスヤの眠りの段階だとゆっくりの脳波になってきて意識がない状態になる。
・深い眠りのときに学校で習ったこととかが定着、しっかり覚えられるってことが分かっています。いい眠りっていうのがすごく大事なので。午前中の光をちゃんと浴びること。昼間しっかり体を動かすこと。それからどのタイミングで食事をするかを一定にする。これ動物では知られていたんですけど、最近人間でも実証されてきました。いつも同じ時間に食事をとるってのがすごく大事になってくる。これがお勉強をよくできるコツにもなってくるのでね。

 

Q
雷の音や色に違いがあるのはなぜですか?
A
・一瞬だと色とかが見にくいので写真に撮るといい。色は恐らく太陽の位置によるところが大きい 電気自体は静電気なので青白い。
・放電色は青っぽい。窒素分子の影響。
・雷は15km離れると音は聞こえないが、光は100km離れていても見える。わたしも富士山から新潟県のが見えました。
・スプライトって現象知ってますか?落雷の時に雷雲のずっと上に赤い光がバッとひかる現象があるんですけど、これも5時間粘ってようやく撮影に成功したんです。他にもブルージェットとかね、いろいろ面白い現象があります。
・先生のご意見。雷の距離が近い順。パリパリ バリバリ ドーン バーン ゴロゴロ。

 

Q
虎は黄色いのにホワイトタイガーはどうして白いんですか?
A
・動物の白には色が作れなくて白くなったものと白い色がついている者がいる。ホワイトタイガーは後者。
・人間は白い生き物がいると神の使いとか言って喜ぶ。
・なんとかして白いトラを残そうとしていろんな動物園が協力してるんだけど、なかなか増えないみたいだよ。世界中で何匹くらいいると思う?野生ではほとんどいないみたい。せいぜい2、300頭が飼育されてるぐらい。日本でも30頭くらい。
・ホワイトタイガーやホワイトライオンアルビノじゃない。白変種。アルビノなら目は赤いはずだけど黒い。

 

Q
恐竜はあんなに大きかったのにどうして鳥は小さいのですか?
A
・恐竜の一番の特徴巨大化なんだよね。竜脚類だと体長30メートルぐらいあったり。
・小型獣脚類というのがいて、コエルロサウルス類っていうんですけども、それが小型化した獣脚類。その中から鳥が進化したと言われている。木と木のあいだをぴょんぴょん飛べるうちに進化したと言われてます。ただ、ダチョウとかモア、化石だとジャイアントペンギンみたいに、恐竜がいなくなったあとから大型化した仲間もいる。
・大きくなるのはどうしても地上を走ってる飛べない鳥。飛べる鳥でもアホウドリは2メートル。飛び始めると限界はかなり出てくると思いますね。

 

Q
イルカとクジラの違いはなんですか?
A
・イルカとクジラの違いない。
・4メートルくらいを境にして、小さいのをイルカ、大きいのをクジラって呼んでる。おんなじなんだよ。
・ミミズクは耳って呼ばれる耳羽(じう)がついてるのをミミズク、ついてないのをフクロウって呼んでる はず なんだけど、シマフクロウには耳羽がついてるのにフクロウってよばれる。アオバズクってミミズクかと思ったら丸坊主

 

Q
テリジノサウルスはあんなに爪が長いのに巻きづめにならないのはどうしてですか?
A
・末節骨があってその周りがケラチン質でカバーされて、爪ができてます。そんなに爪の長さって長くなかったってことが分かってます。まっすぐのびてるとそんなにね、長くなかった。
・野生で暮らしている動物は巻き爪は心配ないの。手をつかうことで爪が常に自然に磨かれるから。動物園なんかだと運動量がすごく減っちゃう。
・明らかに動物園のキリンのほうが運動量が少なくて爪が磨かれないから爪が長いの。おじさんの全然知らないサウルスくんも動物園に連れてきたら爪が長くなると思います。

 

Q
コーヒーカップに乗ると目が回るのはどうしてですか?
A
・君の耳の奥のほうに半規管というものがあって、その中にリンパ液という水のようなドロドロしたものが入ってる。そのリンパ液がひゅっと動いたのを中にある有毛細胞が感じて、目からの信号を修正したりして体を安定させてるってことがある。
・止まっても耳の中にあるリンパ液は動いてるから、そこで動き始めたってことを感じ取ってしまって、映像の側が動いてしまうってことが起きてしまう。

 

Q
雪の結晶はどうやってできるんですか?
A
・雪の結晶の形は温度と湿度で決まります。
・雪の結晶は全く同じ形は無くてね、一個一個違うよね。わたしもね南極で雪の結晶見てたんですけど、顕微鏡で見てるとね、どんどん大っきくなった。
・マイナス15度っていう温度のときに枝が大きくのびるってことが分かっていますよ。
・私が実験で作って1センチくらいのは作ったことがあるんですが、あんまり大きいと重みで崩れちゃうんですよねぇ。でも1センチくらいまでならできます。
ドライアイスでできるからググってw

 

Q
トラの歯とライオンの歯はどっちが強いですか?
A
・ライオンの頭はたてがみがあるから分かりにくいけど、トラのほうが頭の大きさも牙(犬歯)も大きい「気がしている」ただ、先生もそんなにたくさん数を見たわけじゃないから絶対、とはいえない。
・猛獣の牙は、切れ味が良く無い方がいい。切れると捕獲する時に実は不便。肉を切り裂く歯は実は、奥歯。

 

感想
・キリンの目線でライオンの位置わかるとか興味深い。
・昔は毛の生えている恐竜とか聞かなかったよね?
・ホワイトタイガーはアルビノかと思っていたよ。
・イルカとクジラの分類と確か鷹と鷲も似たような感じだったような。
・テリジノサウルスの画像衝撃的なん出すけど!