夢の中に住む人

日々の生活で気になったことなど

夏休み子ども科学電話相談(8/4)その1

8/4放送分 その1

 

Q
どうしてアブラゼニやクマゼミの抜け殻はきれいなのにニイニイゼミの抜け殻は泥だらけなんですか?
A
・面白いことに気付いたね。どうしてアブラゼミクマゼミの抜け殻がツルツル綺麗なのかって不思議じゃない?ワックスて分かるかな。昆虫の体の表面には蝋みたいな成分がついていて、雑菌とか汚れがつかないようになっているんだよね。
ニイニイゼミの幼虫はワックスがないのと、表面がざらざらしてるのと、他のセミの幼虫より湿ったところを好むから。

 

 

Q
なぜ動物は一度にたくさんの子どもを産むのに、人間は一人や二人しか産まないのですか?
A
・お腹の中でできるだけ大きくして、産まれたらすぐ動けるようにしたい、そんな動物は一頭しかうまない。
・野生の犬は自分で餌を獲りに行くのだけども、大きな個体を抱えるより小さな個体をたくさん抱えるほうが生き残りやすい。
・猫などは、大きすぎるお腹をかかえて餌を探すのは大変なのと、未熟な子を沢山産んで、その中から十分に育つ子が出てくれればという仕組み。数多く生む動物はおっぱいもたくさんついている。そのように、どっちが自分に合った子育てが出来るかという風に分かれてきた。
・ヒトの場合はですね、何とかして頭を育ててしまいたい。最大ぎりぎりまで。脳が大事だということで、そういう戦略で来たんですね。
・もともとサルの仲間は1匹しか育てないところで、更に妊娠期間を長くして来たんですね。頭を先に育てちゃおうと。そのかわり体のほうは全然です。

 

Q
インコやオウムはどうして人の言葉をマネしていて人の言葉をわかっているのですか?
A
・鳥には、生まれたときから鳴き声が決まっているものと、生まれた後に学習して鳴き声を作っていくものがあって、インコは野生でも他の仲間なんかを学習して鳴き声を完成させる。
・オウムやインコはつがいの相手をとても好きになるということがわかっている。人形や、人間を好きになることもあり、鳴きまねやお喋りをしてみて人間が喜んでくれたら、もっとやってみようという気持ちになってしまう。その為言葉を学習し、楽しませようとする。

 

Q
タマゴからまた恐竜は生まれてきますか?
A
・答えからいうと誕生することはありません。
・一回絶滅した動物は、また誕生することはない。
・もういなくなった動物が進化することはない。
・恐竜は実は生きている。鳥だ!
・鳥から恐竜を復活させようみたいなことをやってる人はいるが今のところは出来ないです。でも君が研究者になったころに出来るかもしれない。

 

Q
クワガタムシの仲間ではさむ力が一番強いのはどれですか?
A
・クワガタの頭の中に筋肉があって、それを伸び縮みさせてアゴを動かす。カニ食べたことあるでしょ?その食べるとこといっしょ。クワガタで挟まれると痛いのは頭が大きいやつ。そしてアゴが大きくないやつが痛い。オオクワガタとか。
・外国には挟まれたら必ず血が出ちゃうくらい痛いやつがいる。アゴが大きいと意外と痛くない。

 

Q
なんで動物は草食動物と肉食動物にわかれているんですか?
A
・草を食べて消化するのはけっこう大変。肉を食べるほうが消化が楽。
・最初はみんな草を食べてたんだと思う。でもそのうち体の大きい動物が出て来て、肉の方が草より栄養が簡単に取れるので肉を食べようとする動物が出て来て、草食動物も、それなら食べられないように足を早くしようとしたの。
・草食動物も食べられないように体を大きくする。すると肉食動物のほうも体を大きくしたのがライオンとかトラ。じゃあみんなで集まっておおきな草食動物を食べようねって生まれて来たのがオオカミとかなんだよ。
・伝染病ってわかる?伝染病にかかった人を病院にいれちゃうの。隔離しちゃうの。群れから外しちゃうこと。これが伝染病対策としてはとっても重要なことなんだよ。
・肉食動物は草食動物の体が弱い個体を食べる……つまり病気の草食動物を食べるから、その病気は広がらない。
・肉食動物により食べられることは草食動物のためでもある。現実は厳しいが必ずしも悲しいだけではない。

 

Q
フクロウはどうして細くなれるのですか?
A
・鳥の体にはね、羽毛っていって毛がいっぱい生えてるようなものなんだけど、ほんとの体はあんまり見えてないんだよね。
・フクロウは夜になると強い立場なんだけど、昼間は木の枝にとまって寝てるから狙われやすい。
・体を細くすると枝に見えるため敵に狙われにくくなる。

 

Q
フクロウはなぜ音をたてずに飛べるか?
A
・羽毛に細か〜い毛がいっぱい生えてるの。下敷きをふるとビュン!て音がするけど、布をふると音がしない。フェルトがいいんだけど、布は音が鳴りにくい。
・音を消すことでネズミをとりやすくなるんだよ。

 

Q
ティラノサウルスとスピノサウルスはどちらが強いのでしょうか?
A
・「まずティラノサウルスってどこの恐竜だっけ?」「北アメリカ」「スピノサウルスは?」「北アフリカ」「そう。一緒に戦ったことないんだよね。唯一戦ったのはジュラシックパーク。」
・「映画ではスピノサウルスが勝ったけど、答えから言うとティラノサウルスが勝つでしょう、思いっきり。というのはティラノサウルスは噛む力が強い。スピノサウルスはどんな頭の形してる?」「ワニみたいな。」「細長い」「ガビアル」「そうそう」
・インドガビアルみたいに細長い形してるのが特徴だよね。スピードはあるかも知れないんだけど、そんな噛む力は無いんだよね。
ティラノサウルスは、超!!!!肉食恐竜。
・さてじゃあティラノサウルスに勝てそうなのはなんだろう?「アルゼンチノサウルスとか?」「素晴らしい」
・「巨大な竜脚類ならね。ティラノサウルスと、共存してた竜脚類がいるんだけど知ってる?」「アラモサウルス」「おぉー素晴らしい笑!アラモサウルスもすごく大きいからね、もしかしたら勝てたかも知れない」
・アルゼンチノサウルスは35mぐらいの全長があって、首と尻尾がすごく長い。普段はおとなしいけど敵に襲われると狂暴になる。(お子様からの説明)
・「ちなみにスピロサウルスの天敵って知ってる?」「カルカロドントサウルス」「オオーッ、すっばらしいぃっ」(机をバンッ)
・小林先生「うおーすごい!参りました!」
・現代でもワニとカバが戦ったらカバが勝つように、すごく大きな竜脚類とかにはティラノサウルスもかなわなかった。
・草食動物の戦略としていかに体を大きくするかですよね。有名なのはカバに飛びついたライオンは、振り落とされましたね。オスの口ですと180度くらい開きます。走るスピードも速いですし。

 

感想
・そういえば泥の付いたセミの抜け殻ってほとんどみたことないな。
・そういえばインコの鳴き声といわれるとこれといった鳴き声はでてこないな。
・クワガタに挟まれるのはどの種類でも痛いです><
・フクロウの羽の応用で生まれたのが新幹線のパンタグラフの消音機能だよね。
・恐竜少年の知識に脱帽。